Laravel

フリーランスの方にLaravel案件の特徴や相場についてご説明します

近年Laravelの人気が急速に高まっています。Laravelの人気が高まっている理由は、その圧倒的に機能の豊富さです。Webサービスに備わっている機能であれば、簡単に実装することができるため、Laravelは様々な開発現場で重宝されるようになってきました。そんなLaravelを使ったフリーランス向けの案件にはどんな特徴があるのでしょうか。この記事ではフリーランスのLaravel案件の特徴や相場などについて解説します。

フリーランスのLaravelの案件の特徴

Laravelを使った案件にはどんな特徴があるのでしょうか。まず、自分が希望する働き方と合うかどうかを判断するために、フリーランスのLaravelの案件の特徴を確認しましょう。

Webシステムの開発がメイン

Laravelの案件はWebシステムの開発が中心となっています。Laravelに限らずPHPを用いた開発案件はどれもこの傾向が強いでしょう。SIerのような大手の受託開発だけでなく、中小企業での自社開発案件も多いです。

CakePHP vs Laravel

PHPのWebフレームワークの中ではCakePHPが主流でしたが、そのポジションにLaravelが置き換わろうとしています。新規のPHP開発プロジェクトの7〜8割はLaravelを採択しているのが見受けられます。

Laravelの案件の例

Laravelは、CMSやECサイト、業務システムといった幅広い領域で活用されています。そのため、様々な案件に携わることができるのが特徴です。

フリーランスのLaravelの案件の単価・相場はどのくらい?

実際にLaravelのフリーランス向けの案件に応募すると、どれくらいの単価・相場となるのでしょうか。

75万円台〜/月が相場

案件掲載サイトによると、Laravelの案件単価の平均値は月75万円となっています。Laravelの案件で最も多いのが70~80万円程度の案件であり、それ以上・それ以下の案件はだいぶ少ないため、これくらいの月収で働くこととなると考えておくと良いでしょう。

平均値にあたる75万円〜/月が稼げる案件は案件の数が多いうえに、実務経験3年以上が必須条件の案件が大半となっています。そのため、SIerで中堅程度のポジションとして働いているのであれば、フリーランスへ転身した方が稼げる可能性が高いと言えるでしょう。

フリーランスのLaravelの案件でよくある必須要件と歓迎要件

フリーランスの場合、Laravel以外の知識が仕事をするうえで必要となる場合も多いです。そこで、フリーランスのLaravelの案件に応募するにはどんなスキルが必要なのでしょうか。Laravelの案件でよくある必須要件と歓迎要件を確認しましょう。

フレームワークを用いた開発経験があると、円滑な業務遂行が可能

まず、Laravelの案件は、フレームワークを用いた開発経験があると、円滑な業務遂行ができるでしょう。フレームワークは使い方を理解していないとPHPを習得していたとしても仕事を進められません。

ただLaravelは、他のフレームワークとは違って学習するうえで参考となるサイトや書籍が充実しています。Symphonyから派生してできたフレームワークであり、他のPHPのフレームワークはもちろん、Ruby on Railsをはじめとする他の言語のフレームワークを経験していれば学習しやすいという特徴があります。そのため、Laravelを使った開発案件はLaravelを使ったことが無くても、フレームワークを使って開発をした経験があれば良いという案件が多いです。

DBに関する知識は必須

数ある開発言語の中からPHPを用いて開発を行う理由としては、PHPがMySQLをはじめとするDBとの相性が良いという理由が挙げられます。MySQLは小規模開発に良く使われるDBであり、ウェブシステムはDB無しでは完成しません。LaravelにはDB接続が他のフレームワークよりも容易であるというメリットがあり、Laravelを使った案件に応募するのであればDBに関する知識は必須と言えるでしょう。

もちろんPHPに限らず、バックエンドエンジニアとして働くのであればDBに関する知識は欠かせません。DBにはMySQLだけでなくOracleなど様々な種類があり、基本的なSQLコマンドは同じですが、少し違う部分もあるため、様々なDBに触れておくと良いでしょう。

また、近年ではAWSをはじめとするクラウドデータベースを使って開発を行う現場も増えています。AWSは歴史が浅いことから知識を持っているエンジニアの数が少なく、これに関して学んでおけばエンジニアとしての需要も上がる可能性が高いです。それ以外にも、自社開発の現場だとインフラ周りやフロントエンドの知識を身に着けていると重宝されます。

まとめ

Laravelを使った開発案件を獲得するにはある程度企業での開発経験が無ければ難しいでしょう。しかし、ある程度の経験・スキルを身に着けたうえで応募できる開発案件は多いです。

また、Laravel以外の幅広いスキルを身に着けておけば、高い金額を稼ぐこともできます。そこで、Laravel以外に他のフレームワークや言語など幅広いスキルを身に着けることで、稼げるフリーランスエンジニアを目指しましょう。